月刊デイの「ありがとうの手紙」コンテストにうさぎのスタッフの作品も採用されました!
「Sさんへ」
認知症のSさんは、毎日ケアマネジャーの私を振り回してくれます。
近所のラーメン屋さんから
「無銭飲食して帰った」
パン屋さんから
「パンを手づかみで食べて行った」
警察からは
「お金を持たずにタクシーに乗った」
近所の人からは
「朝早くから家の外で座り込んでいる」
その度に説明して、謝って、一緒に対策を考えてもらって・・・。
どんどん住民の繋がりが強くなってきました。
認知症の人に対する理解が深い地域になってきました。
決してお金や制度で作れはしない「地域のネットワーク」と「人のやさしさ」をSさんが作ってくれました。
そして今日も私の携帯電話が鳴ります。
「はい、ご連絡ありがとうございます・・・。」